コロナ禍になったことで、オフラインでの営業活動にかなり制限がかかるようになりました。そんな状況で、店舗やブランドを販売しているサービスは何をすべきなのでしょうか。
オンラインでの消費行動が全年齢で増加
ソフトバンク子会社のSBペイメント株式会社の調査によると、コロナになったことでオンラインで買い物やサービスの利用頻度が上がったという人が約35%。減ったという人が約5%と、大幅にオンラインでの消費行動が増えていることがわかりました。
年齢別に見ると若い世代ほど、オンラインへシフトしているのがわかります。しかし60代でも20%以上がオンラインでの購買活動が増えています。
このことからも店舗やサービス販売している企業や店舗が、オンラインでの販売活動へ力を入れなければいけなくなっているのは明確です。
では、一体何をすべきなのか
この場合、すでに店舗があり商品の認知もあるのか、それともこれから商品を新たに売っていくかによって取るべき行動は変わってきます。
すでに店舗があり商品の認知もある場合
すでに店舗があって認知もある場合は、やることは簡単です。インターネット上での露出の面を増やせば良いです。自社サービスを知ってくれていて、指名で商品を購入してくれるケースをしっかりと捕まえられる状態を作りましょう。
露出の面というのは、自社サービスに触れられる場所(メディア)のことです。ホームページ・instagram・facebook・Twitter・tiktokなどがそれらにあたります。上記メディアは、それぞれ使っている年齢層が異なります。Facebookであればビジネスユースが多いですし、Twitterは匿名利用が多く、10代はtiktokが多く、女性ならinstagramの利用が多いです。
自社のサービスを利用してほしい人たちのいるメディアでの露出を増やす必要があります。
これから商品を新たに売っていく、認知があまりない場合
認知があまりない、全くない場合は、やることが多いです。認知がない場合、自社サービス指名での購入の可能性は限りなくゼロに近い状態です。その場合は、露出の面を増やすこと、来てくれた人に商品やサービスのファンになってもらうこと、口コミしてもらうこと、リピーターになってもらうこと、などを行う必要があります。
露出の面を増やすというのは、同じですね。こちらは割愛します。ファンになってもらうというのは、その名の通り商品やサービスを好きになってもらい、また利用したいと思って帰ってもらうことです。ファンになってくれれば、口コミで他の友人を連れてきてくれる可能性がありますし、また商品を購入してくれるかもしれません。
これは商品を販売して終わりではなく、最初のうちは商品の感想を一人ひとりに聞きながら商品改善をするのが良いでしょう。すごく時間がかかる作業ですが、とても重要な作業です。そしてそれを繰り返して商品力をあげていくことで、ファンになってくれる可能性というのは高まります。また、商品力だけでなく、商品が開けたときや使っているとき、商品にトラブルがあったときなどの体験まで改善する必要があります。
任天堂の「神対応」などはその一例ですね。
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商品力やサービス力、体験を改善すればファンになってくれるでしょうし、口コミで広がる可能性も高まります。
コロナ時代による出費減に伴う高品質ニーズの増加
コロナで外出ができなくなったことで、それに使われていたお金が高品質な商品を求めるニーズに変わってきています。
消費には4パターンあり、
- 利便より利便性を重視するけど、こだわりはとくにない「利便性消費」
- 製品にこだわりはなく、安ければ安いほうが良い「安さ納得消費」
- 自分が気に入った付加価値には対価を払う「プレミアム消費」
- 多くの情報を収集し、お気に入りを安く買う「徹底探索消費」
があります。上記の画像を見ても分かるように、プレミアム消費が数値を伸ばしています。安さ納得消費が20年4月に上昇したのはコロナによる先行き不透明感からの支出を抑える動きですが、それが落ち着くと一気に数値を下げています。
このことからも、商品を安く売るのではなく、しっかりと消費者のニーズを捉えつつ高品質の商品を売ることが重要だと言えるでしょう。
increase incでは、このようなアドバイスも行っております
ネットで商品を売ったり、集客をするためには、しっかりとしたユーザーニーズの把握、商品改善、露出面の強化などをセットで行う必要があります。気になった方はぜひ一度お声がけください。
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